午堂登紀雄

仮に自分の正義があったとしても、それを他人に押し付けようとするからイライラするし、トラブルも起きる。それがもとで孤立していくわけです。 だから、もし他人の発言や行動にイライラしたり怒りの感情が芽生えたりしたときには、なぜ自分は怒りを覚えたのか、その理由を振り返ることです。 それは自分の中に「こうあるべき」という常識や正義があって、それに反しているから。だから、イライラや怒りの感情を取りのぞくためには、その「べき」は万人に当てはまらないことに気づくことです。他人には他人の常識や正義があることを受け入れ、「そういう人もいる」と多様性を認められれば、イライラする場面 を減らすことができます。